晩夏の上野ファーム



トークイベントの後、外をぐるりと回って新しく出来た入口と駐車場の方へ行ってみた。去年初めて来た時に造園されていて、何が出来るんだろう?と気になっていた場所。観光バスも何台か止まっていた。こちらはチケット売り場とトイレのみ。花の苗や雑貨などお買い物は反対側のエントランスで。



8月も終わり近い晩夏だけれど、鮮やかな色。



曇り空の下、小さな花たちも集まって様々な色の層を作る。



これを作ってたんですね…!絵本の世界みたいな「ノームの庭」。
やっぱり、水辺+植物って素晴らしい眺め。今にも妖精が顔を出しそう。



見る場所によって表情が変わるのも楽しい。
こんな風景の中にいると、いつでも心に新しい物語が生まれそう。



水の中にある小さな小屋、っていうのも秘密の場所めいて。



片仮名の花の名前を覚えるのが苦手で、調べては何度も忘れてしまう。
これもそのひとつ。ご近所の庭でも時々見かける、息子の好きな花。
一つ一つは小さくて何気ないけれど、可憐な花はいいな。



百合のような、水仙に似ているような。
あったかいオレンジは是非うちの庭にも欲しい色。



ススキなどイネ科の植物が混ざっているのも素敵。
最近、水田を見るとホッとするのですよ。不思議と。
出来るものなら稲作したい…とひそかな野望を抱きつつ。



どうやったら、こんな広大な庭を維持管理できるのか…!と、少しでも土いじりしてみたことがあると脱帽しますよね…。ところどころ、たんぽぽなど雑草が勢力を増しているのもリアルです(笑)
去年は泊まりがけで来て、上川町にある「大雪森のガーデン」と庭めぐりしたのですが、そこで強い西日の中せっせと草花の手入れをしている上野砂由紀さんの姿がありました。可愛い帽子や場にふさわしいガーデニングスタイルで素敵だな、と思いながら、かがんで真剣な眼差しで花たちの手入れをしている姿は職人さんそのものでした。



去年は初夏で、今回は夏の終わり。
訪れる季節によって、やっぱり全然違う印象でした。
そうなるように、綿密に計算して、耕して、植えて。美しい花をより美しく見せるデザイナーでもあり、実現する職人でもあり。



曇り空でも輝くような葉の緑。パレットのような庭。



優しい淡いピンクと緑とレンガの古びた茶色。



何か、存在感を感じた先に…



鶏さんが散歩中でした。上野ファームには動物たちも自由に闊歩している、とは聞いていましたが、出会ったのは初めて♪観光客に注目されても物怖じせず、悠々と歩き去る。



他にも鴨さんや、



がちょうさんがおりました。



敷地内にある小高い丘、射的山に登る坂道が陰と陽の境目に。
降りてきたところが少し日陰で暗い中、ぱっと光が目に飛び込んでくる眩しさ。同じシダ類があんなにも光輝いて、ハッとする嬉しい仕掛け。
ちなみに、この日は曇っていて風景がぼやけるので写真は撮りませんでしたが、頂上からは辺り一面の水田と遠く大雪の山々が一望できます。上りは勾配がキッツイですが、気持ちいいので天気がよければ是非。



下向きに咲く小さな赤い百合。ワイルドさもあって魅力的!



砂糖菓子のように可憐な花。雪の結晶のようでもある。
純白の花にはどうしても惹かれてしまいます。



葉も艶やかで色濃いバラ。木陰でも鮮やか。



ふんわり座る少女のように見えたバラ。素敵な色。



塔のように上って咲く花。
名前はわからないけれど、見る花見る花、植えてみたくなる。
上野ファームは華美でも極彩色でもなく、北国でも丈夫に育ち、気候に合った植物でこんなにも綺麗な庭づくりができるんだということを教えてくれる優しいお手本のような空間だと思います。先生と言うほど堅苦しくない、もっと何度も気軽に訪れたくなるようなフレンドリーさで。
旭川、決して近くはないけれど、また違う季節に訪れたいなと思ってしまいました。



余談ですが、お昼はナヤカフェでお洒落なランチ♪も捨てがたかったけれど、運転もトークイベントにも付き合ってくれた家族のご機嫌を考えて、旭川ラーメン。
すでに正午を1時間以上すぎていたので近場にあった「よし乃」です。炒めもやしが山のようにのって麺が見えないことで有名。でも前より少なめかな?
旭川といえば醤油なのですが、ここは味噌。普通に味噌を頼んでもピリ辛味噌味が来ます( 艸`*)味も濃い目。でもね〜これが寒い寒い冬には身体があったまっていいんだ〜。真冬は氷点下30℃前後まで冷え込む極寒の地ならではのラーメンって気がするのだ。食後はめっちゃ喉が渇きましたけど(笑)
腹ごしらえして昼寝したいところですが、ここからが子供たちのお楽しみ、旭山動物園へ続く…なのでした。はーどっこいしょ。
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コロニヘーヴ



8月23日、旭川にある上野ファームへ行って来ました。
雑誌や書籍などで活躍されているデンマーク出身のイェンス・イェンセンさんのトークイベント『デンマーク流 楽しい週末の暮らし方』に参加するためです。
会場は上野ファームの入口に建つナヤカフェ。
名前の通り、納屋を改装した味わい深い建物で、普段はカフェとして営業していて、ここまでは入園料がかかりません。この日はイベントのため午前中は貸切。カフェの前では地元の農家の方が採れたての野菜を持ってきて販売もしていました。



定員は70名ほどだったようですが、会場は後ろの方まで満員。
進行役の上野砂由紀さんと、お話を聞かせてくれたイェンスさん。
写真撮影OKとのことでしたので、暮らしに役立つお話のおすそわけを。
ちょうどイェンスさんの本に出会い、読んだばかりだったので、デンマーク流の庭との付き合い方、そこでの楽しみ方をより親しみを持って聞くことができました。スライドは、ちょうど鎌倉のご自宅をお子さんたちと一緒にリフォームしているところ。基本、何でも自分でやりたいし、やるのが当たり前という感覚だそう。



日本に来て、小田原の絶景が眺められる(代わりに傾斜もきつい)遊休農地を、自分のやりたいことに共感してくれる仲間と共に一から耕して理想をかたちにしていったイェンスさん。私が読んだ本はもう廃版になってしまっているようですが、ここで畑と小屋を作るまでの作業が細かく書かれていました。実際、荒地(一度人の手が入った土地はずっと手入れをしていかないと、あっというまにジャングルのようになってしまうとのこと)をまた元のように使えるまで耕したり、水を引いたり、そういうことは一人じゃできない。やりたいことを明確に、かつ情熱を持ち、それに応えて力を貸してくれる人が不可欠ですが、それを呼び寄せるのもまた、人の熱意というか本気の覚悟なんだろうなぁと思う。



さて、日本で庭仕事といえば、ガーデンニング、もしくは家庭菜園という言葉が真っ先に浮かぶけれど、デンマークは少し違うよう。
もちろん、野菜を作ったり、花を植えたりもするけれど、決してそのためだけに庭があるわけじゃない。その感覚は、屋外にあるもう一つの部屋。アウトドアリビングという言葉が出てきましたが、短い北欧の夏を思いっきり謳歌したい、国民性もあるようです。これ、すごくわかるなぁ。
もともと私が北欧に興味を持ったのは食器やテキスタイルなどのデザインからでしたが、旅をしたり映画を見たり本を読んだりして知れば知るほど、北海道の暮らしと共通点も多く、同じ北国として取り入れたいことがたくさん見つかりました。寒く暗い冬が長いからこそ、外で過ごせる時間を貴重なものと感じるのもその一つではないでしょうか。



限定的な目的ではなく、ゆったり家族と寛いで、焚火をしたり(これ必ずといっていいほどスペースがあるそう)、朝食を食べたり、思い思いに家族が集うお気に入りの場所があったり。夕方は夕日が当たるからここ、とか時間ごとに場所を変えて楽しむとか、ちょっとそこら辺は日本の都市の住宅事情からすると考えられない羨ましいお話ですが、考え方がすごく自然で、伸び伸びしていていいなぁと思います。感覚として自然なのがいい。
私は花が好きですが、いわゆるガーデニングブームとなったような庭全体が鮮やかな花で埋め尽くされ、塗り絵のように整列した庭が少し苦手です。見てきれいだな、とは素直に思うのですが、そういう庭を見ているとなぜか息が詰まってくる。何かこう、雑草ひとつないような頑張ってる感じの庭より、勝手に生えているように見えるくらい力の抜けた庭が好きです(それこそが計算されつくしたプロの庭なのだけれど。お化粧みたいですね)。広々した空間より、木も多い方が好きです。こういうのは好みですね。最高の快適は自分の中に。

話が逸れましたが、デンマークでは週末を過ごすため郊外にある小屋つきの土地を、"コロニヘーヴ”と呼ぶそうです。コロニー(集合体)+へーヴ(庭)=コロニヘーヴ。平均して20〜30区画で一つのコロニヘーヴとなっているそう。



都会で暮らす人たちが、ゆっくりとした週末を快適に過ごせるよう郊外にあるコロニヘーヴ。郊外といっても別荘地というわけでなく、ほとんどが自宅から車で20〜30分の距離にあるのだとか。
そして、あくまでも庭コミュニティであること。一軒だけでは存在せず、少なくとも5区画以上あるとか、小屋を建てたり古い車両を小屋代わりにしたり自由だけど所有することは出来ない(あくまで市民農園)などの決まりもあり、公共・民間問わず利用する料金など制度は国が定めているのだそう。その代り格安で、400屬稜間使用料は日本円で¥20000程度だとか。会場で話を聞いた瞬間、思わず移住したい…と思った人も多いと思われます(笑)



絵本に出てきそうな可愛い小屋がたくさん!
しかも、自分で建てたり、電気工事までしちゃう(日本は法律上資格が必要ですが)、デンマークのお父さん素敵☆もちろん得手不得手の個人差はありそうですが(笑)デンマークでは学校の授業で木工の時間が多くあるため、家具でも何でも買うよりまず作る概念があるそう。そういう父親を見て育つから、子供も小さい頃から自分で作ることに意欲的になるのかもしれません。



小屋の中の一例。シンプルで、そのまま住めそうな清潔感あふれる空間。
何か台の上にマットを敷いて簡易ベッドまで。もちろん泊まってもいいけれど、水道が整備されていても電気やガスが来ているところは少なく、トイレも共同がほとんどだそう。そう聞くと、なるほど、あくまでも庭がメインで小屋は休憩や雨宿りする場所なんだなと。それでも、いかにも畑の小屋〜って感じにダンボール山積みとか泥だらけにせず、こうやって居心地良さそうな空間に仕立てるところに、デンマークの人の庭に対する本気と粋を感じました。



今年、国際バラとガーデニングショーに出展されていたときのイェンスさんの作品。日本でも実現可能なスペースに、小さな小屋。生垣の中には、ちゃんと焚火スペースもありました( 艸`*)
愛らしい白い木戸、圧迫感がありすぎず適度に目隠しになる木々、さりげなく置かれたテーブルと椅子、鉢植えや小物、小屋に這わせたつるばら。(詳しく見たい方はこちらのリンクから)
散歩してよそのお宅の庭を観察するたび、アスファルト敷き、全面芝生、鉢植えだけ置いた庭、ほぼ菜園、大きな石を配置した和風庭園、土を盛って高低差をつけたり、明らかにプロが手掛けた外構デザインだったり、同じような広さでも随分印象が変わるものだなぁと思います。頭の使い方次第で、思っているよりもっと自由に好みの庭にできる可能性は広がる気もしてきました。お金をかけるより、まず、アイディアとプラン。かくいう我が家の庭も財政難が幸いして(?)手作り感満載なので、共感すること多々。家族を尊敬し直す良い機会に(笑)



風が気持ちいい季節だから外に出よう、いい気分だからそこで食事しよう、明るいから外で過ごそう、そういう当たり前の感じを大切にしたい。
冬は日照時間が日本より短い北欧ならではの工夫。窓辺に色の綺麗な硝子を並べて光を楽しむ。フィンランドの人たちもキャンドルやカラフルな生地のカーテンで楽しんでいたなぁ。ちょっとしたことを暮らしに活かして、楽しく、美しく。



イェンスさんの実家のリビング。
日本と違いデンマークでは住宅自体の使用年数が百年以上と長いため、新築することは稀だとか。このおうちも元は学校として使われていたこともあるそうで広いのですが、それだけでなく、余分なものがなくすっきり美しい配置。
一番違うのは照明。デンマークの室内で蛍光灯はほとんどないそう。代わりに間接照明のライトがいくつも効果的に置かれていて、同じ室内にも明暗の差があり、ニュアンスを作っています。これなら、本を読むときはライトのそばで、静かに寛ぎたいときは暗い方へ、と自分が移動することで快適さを確保できますね。また、適度な暗さは部屋を広く感じる効果もあるようです。
家具も作ったりするデンマーク人、けれど自国や北欧自慢のハイセンスなデザイン家具も大切にしていて、買う時はいいものを買って、長く大切に使う。暮らし全般の意識が高いなと感じました。
あたりまえのことだけれど、せっかく生きているのだから、特別な瞬間のためばかりでなく日々の暮らしをこそ、もっとも充実したものにしていきたい。結構、良い感じになってきてるよね?と家族と話しながら、私は怠けず草取りしよう…と思いつつ、雑草ジャングルを見つめる(꒪д꒪)もう少し土を維持管理可能な面積にするのが来年度の急務。



1時間半のトークは和やかに楽しく終了。
カフェでは雑貨や紅茶なども販売しているので、使い勝手の良さそうなオリジナルガーデングローブを買って来ました。※上のお菓子は旭山動物園で買った限定き花。
この後、夏のガーデンを鑑賞するため入園しますが、そちらも写真があるので後日アップしたいと思います。
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旅の雑記〜自由が丘



上京目的であったライブを挟んで翌日は日曜。
数年前から横浜在住になった友人とデートの約束♪デート、それは同性同士であっても一緒に買い物したり美味しいもの食べたり、キャッキャウフフと気分が華やぐ楽しい時間を共有するもの、と私の中では定義されています(*^∀゚)ъ
出会った頃はまだ10代でしたが今では互いに子供を持つ身。せっかく一人で解放される貴重な時間、子連れじゃ行けない所へ行きたいねという話になり、お茶などしつつぶらぶら散策することに。待ち合わせは東急東横線の自由が丘駅。
ところが、一晩明けても足の痛みが回復しない。それどころか、親指辺りにヒビでも入ってるんじゃ!?と疑うレベル。長い長い地下鉄駅構内の移動も亀の歩み、なおかつ痛みを緩和して歩くことにばかり気を取られ、またも電車の方向を間違えて友人を1時間近く待たせてしまう失態続き土下座汗5年ぶりに会うのに、こんな私を見捨てず靴を買うにも付き合ってくれた友人に頭が上がりませんお願い



駅からすぐのヒルズアヴェニューがセールだったので飛び込んで、足にやさしそうな靴をゲット☆
履いてるとおしゃれ靴っぽいですが、この波型の底の厚さ。店員さんも履きやすさは太鼓判とのことで、これで何とか一日歩けそう?



横浜も寒かったけれど、この日もかなりの強風。
なのに東京の人は薄手のコートにマフラーやマスクはしていても手袋や帽子を使う人が見当たらなくて、ずっと不思議だなー、やせ我慢なのかな、とか思っていたのですが、満開の梅の木を見てハッとする。…そうか、もうすぐ暦の上では春(立春間近でした)で、咲いているのは春の色。こんなの見ちゃったら、毛糸の帽子は被れないんだなぁ〜なんて、妙に納得してしまったのでした。いやでも寒いと思いますけどね(笑)
そういえば昔カナダのバンクーバーに行った時、土砂降りなのに誰も傘を差して歩いてなくて(冬なので寒いから帽子は被ってる)びっくりしたことがあったっけ。あれも、何かしらその地方特有の理由があったのかもしれません。北海道の人も、雪なら傘は使いませんが。※使う人もいます。
そんな風にささいなことから色々考えたり、植物や建物の造りの違いがいちいち面白いのも旅先ならではですね。



自由が丘といえば!な洋菓子店らしいモンサンクレール。
有名店だけあって海外の旅行者もたくさん、店内のカフェは行列。甘いものは食べたかったけれど、そこまでロールケーキに執着もなく、これからまだ見て回るのに崩れやすいケーキは持ち歩けないので、ちらと覗き見して良しとする。
この日は日曜だけあって、地方都市から行った私には縁日とか歩行者天国みたいな人の流れ。
自由が丘はこじんまりとしてるっていうか、良い感じに細い道沿いに雑貨店やレトルト専門店やインテリアショップが軒を連ねてる感じで歩いているだけで楽しい。ふらりと入って、いくつか同じものが置いてあってもお店ごとに違う雰囲気やセンス。こだわり感じて面白い。気になるものをちょっとずつ買って、小さい袋が増えていくのもまた楽し。手作りを楽しむことに長けた友人につられてファブリックショップに入り、うっかり布地を買い込んでしまったりも。ムーミンの生地の切れ端や好みの花や草木柄があってつい。これを眠らせないで春に新しいクッションカバーを作れたらいいな…あくまで希望的観測笑



さて、駅から15分くらいは歩いた場所がランチの目的地。
地図を見て目印があって目の前まで行っても見落としてしまいそうに、ひっそりと営業中でした。白い壁の平屋のおうち。



玄関で靴を脱いでスリッパに履き替える。お客さんが誰も居なかったので、なんだか初めて行くおうちにお邪魔するみたいに、ちょっとドキドキします。
少し不便な場所にあるのにどうしてわざわざ行きたかったかというと、このお店はフラワースタイリストの平井かずみさんと、そのご主人のお店だと聞いたから。
雑誌などで見て、あぁこんな風に花と寄り添って暮らしたいと思うアレンジは大抵この方の名前で、覚えていたのです。お祝い事やあらたまった時に贈るようなブーケではなくて、日々の暮らしのなかで、さりげなく置かれていたら嬉しい。そんな素朴だけれど、しゃんとした表情の花たち。素敵だな、と。
静けさが良い雰囲気だったので、写真を撮ってもいいと許可は頂いたもののシャッター音が響くのは何だか不似合いな気がしてササッと写す(ゆえに微妙)。おかげで見えづらいと思いますが靴箱の上にも、入口の棚にもアレンジメントやドライフラワーが。花器もさりげなく並べてあるけどバランスが綺麗でさすがです。頭上にはフィンランドのヒンメリも。



あちこち見て歩いてきたので喉がカラカラ。
冬は温かいものを飲むことが多いけれど、柚子ソーダの文字を見て迷わず。一口飲んで友人と顔を見合わせ!! よくある柚子ジャムを溶かした甘いものではなく、ほとんど甘さを感じない自然な柚子の風味。これ、美味しい!飽きがこなくてさっぱりしている後味も良かったです。



コーナーもさりげなく。さりげないけど、こうはいかないよね〜と友人とあっちこっち見ては感嘆(*´ェ`*)自分が居心地良いと感じる生活を実践していきたいなとあらためて考える良いスパイスになりました。



そして頼んだメニューはイカニカごはんというセット。
今日のご飯もの、お味噌汁、お惣菜、すり流し(野菜を蒸し煮して和風だしと牛乳を加えたポタージュだそう)です。これが素晴らしく美味しくて…!特にご飯が絶品すぎておかわりしたいくらいでした。アジと生姜が効いた、薄味なはずなのにどんどん箸が進んでしまう味わい。是非ともまた食べたい、出来ることなら覚えて家で再現したいお味でした。
お野菜中心ですが食べていて口寂しいようなことはなく、一品一品野菜の旨味がしっかりと伝わる、うれしいご飯でした。忙しいとついジャジャーっと肉を炒めたりして量でドン!とか疲れたら油っこいものが欲しくなりますが、食べた時に身体も心も「あぁちゃんとしたもの食べた」って感じられるような食事をなるべく作って生きていきたいと思う、慈しみを感じる献立。身体にいいからとかじゃなくて、丁寧に作られたものを食べると、ちゃんと身体はわかるんですよね。大事にされてると感じた身体は、結構しんどい時も踏ん張れる気がします。
あぁ、ほんと食べることって暮らしそのものだ、生きるってことだ。そう感じさせてくれる食事を出せるってすごいなぁ。



窓辺の日本水仙に小さな春の気配。
白く透けるカーテンが清潔な空間を引き立てていました。
冬の東京に来るたび何度でも驚くのは、真冬でも土が見えていること。私の暮らす街では3月になろうとする今も、車が頻繁に通る車道以外はまだまだ深い雪の下。こんなに木々の緑も色濃くありませんし、雪囲いの中です。
見えている世界の違いは当たり前と思っていることの違い、生きている世界の違い。同じ国でも見えているものは同じじゃない。旅はそういうことを身を持って、実感として確認する機会でもあります。



帰り道には自分のおみやも( 艸`*)
TODAY'S SPECIALに行けたら買って帰りたいと思っていたキャンベルズ・パーフェクト・ティー。大きな黄色い缶に入った紅茶(500g紅茶)です。でっかーい!重ーい!O(≧▽≦)O この紅茶の存在を知った時から、いつか家に置きたいな〜と思っていたのです。
アイルランド生まれの紅茶ですが、茶葉はケニア産で味わいはどっしりしているのでミルクがよく合います。独特のコクがあるので、きりっと目覚めたい朝や家事を終えてブレイクしたいときにぴったりでした♪何より、これだけあれば…と思える安心感(笑)ソーサー付きのカップとかじゃなく、いつもの大きいマグで好きなだけ飲める感じが◎ですねクローバー
オリジナルのグラノーラ(これはナッツ入り)も甘すぎず、食べやすいバランス。重さが気にならなければもっと買って来たかったなー。重さの原因は紅茶缶と後ろの瓶入りキャンディDocomo_kao8いや、割れ物で持ち歩きも気を使うし重くなるのはわかってたんですけど、見た瞬間これ絶対うちの小さいひとたち大喜びするなーと確信しちゃいましたちゅんドイツのメーカーのもので地元でも取扱いありそうでしたが、このお土産は予想通り大当たりでした手粒ひとつひとつの形も可愛くてちょうど良い大きさ、自然な甘さ。小さいひとはもちろん、飴が苦手な私もつい頬ばりたくなる美味しいキャンディでした。それにしても、店内の混雑凄まじかった…人気店なのですね。
一番後ろはレトルト専門店にしきやさんで買ったカレー。東北で作られているようで、レモンクリームカレーなど一見「ん???」と味の想像が出来ない、探究心をそそられる物が揃っていました。いただいてみると奇抜な味などではなく、スパイスが程よく効いてクリーミーなカレーでした。レモンは…気分?笑私はブラジルの豆カレーが好みでした。



どっさり手土産を持ち、気づけば薄暮。お茶して休憩し、出来ればその後は椿山荘の庭園へ椿の花回廊ライトアップを見に行きたかったのですが…いよいよ足が悲鳴を上げてしまい断念。一日付き合ってくれた友人と別れ、東京駅へ。
開業100周年を迎える東京駅、外観も大好きなのですが今回はもうとにかく足に泣かされ写真もあまり写していません。で、こんなのは撮ってるっていう( 艸`*)北海道にも新幹線がやって来ますのでね、息子に見せようと。あんなに一人気ままに動きたいと思っていたのに、いざ来てみると何かにつけて家族のことを考えるものですね。



東京駅に行ったらここで何でもいいからお土産買って来てお願いと小さいひとたちに頼まれていた妖怪ウォッチショップ。空いてるじゃん、と思ったらロープが。休みなの?なんと!ここは事前抽選で当たった人しか買い物出来ないんですって!まー!なんという。お母さん、びっくりしました。仕方がないので、隣でワゴン売りしてたジバニャンのホッペなるどこにでもありそうなコスパの高いお菓子と、東京駅限定柄っぽいプラレールやコマジロウなんかのグッズを買いました。それでも大層喜んでくれる田舎っぺな我が子たちが愛おしい( 艸`*)
息も絶え絶えで地下街を這い回り各方面へのお土産と夕御飯のお弁当など、両手に紙袋で、超近距離でタクシー利用してホテルまで。よくある〇〇駅から徒歩何分ていう表記も行ってみるまで実際はわかりませんね。朝荷物を置きに行く時、日本橋から1分ていうその出口が一番端で、誰も通らないくらいだったもの。COREDOも三越も恨みがましく通過しながら遠い…遠いよ…涙目でした。爪が痛まずスニーカーとかなら普通に歩く距離ですが、しかし行くたび思うけど、東京って健脚の人以外はどうやって移動されているのか割と真面目に考えちゃいます。駅もエレベーター設置されてても、ものすごい遠回りしなきゃ行けなかったりね。



前夜、家に電話をすると小さい人が暴風雪で警報が出ているよ!と真剣に天気予報を見て教えてくれたので、朝からJALのカウンターに電話して確認。第一便は予定通り出発しそうとのことだったが、こちらに居ると地方の空模様など全く情報が入らず状況がわからない。足も限界だし1席空きがあった便に振り替えてもらい、帰れるうちに帰ることに。それでも品川駅で冷凍スープをホーム跨いで買いに行った自分を褒めるべきか呆れるべきか(笑)おかげで羽田着がかつてないほどギリギリでした。いくらタッチアンドゴーになっても、やっぱり空港へは30分以上前には着いていたい昭和の人間です。
空は日本晴れで、窓から小さく見えたスカイツリーにバイバイうさぎ



遅れもなく新千歳に到着。白い大地に帰ってきました雪
着陸直前は強い横風が吹いていて、機内のモニターで見るとものすごく煽られて斜めになっていたのですが、高度を下げながら機体を微妙に調整して最終的に綺麗に降りる、っていうパイロットの技術に感動。あのモニター見ていると緊迫感ありますね。安全運航ありがとうございました。
低気圧は北海道の東へ向かっていたようで、この後は穏やかでした。
私が飛び立った日から帰る前日までが大荒れとなり空の便もほとんど運行していなかったと知って、ほぼ予定通りに楽しく旅が出来たことに心から感謝でしたお願いそしてもちろん家族のおかげ。リフレッシュさせてもらったものを日常に還元できるように。
そういえば足は結局どうしてそうなったのか爪が内出血して、新しく買った靴は履き心地はともかく慣れる前に片方靴ずれもして、未だ回復中なあたりに加齢を感じている次第ですゆう★元気な中年を目指したいものです。


今日のお付き合い、そして拍手ありがとうございます♪ 
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旅の雑記〜恵比寿・赤坂


雪に覆われた街から雪のない都会へ…行くはずが、出発地は快晴なのに羽田がまさかの雪。私、雪女だったかしら?ガーンネコ不安になりつつ空港へ向かうと、搭乗する便は出発しそうでホッホッ


雪ミクちゃんがいました。よく知らないんですけど記念撮影笑


向こうで会う予定の友人へ手土産を買うと、もう時間。こんなに待ち時間の余裕なく飛行機に乗るの初めてで、ちょっと焦る。売店には普段見かけない、ローカルっぽいものが沢山ですね。


小雪のちらつく東京へ無事着陸できました〜。
その晩に舞台を観て、友人と食事の約束もしていたので、やっぱり冬の移動は着くまで気が気じゃありません。
しかし東京暑いよ…!外気温はともかく、空港内も電車の中も暖房が入りすぎて、北海道仕様よりだいぶ薄着で来たのに汗だく汗思わずコートを脱いで移動してしまいました。
品川駅でお昼。大好きスープストック。トレーがさかさまになってると気づかずに写してるあたり、すでに疲れが見えます(笑)
腹ごしらえが済んだら移動開始。荷物をホテルに預け、恵比寿へ。
ずっと行ってみたかった日本画専門の美術館「山種美術館」に向かいます。今回は一人旅だったので、子連れでは行けない場所へ積極的に行きたい( 艸`*)
雪は早々に雨へと変わり、おまけに強風(ようやく寒さを感じました)Docomo_kao8
恵比寿駅からは坂を少し上ると歩いて行けますが、足元も悪いので今回は路線バスに乗りました。傘で手がふさがれ、雨も吹きつけるので外観は撮れず。



開催中の展覧会は「没後15周年 東山魁夷と日本の四季」。
(四季っぽく並べましたが、右のポストカードだけ奥村土牛作品『醍醐』)
以前地元でも展覧会があり図録も持っていますが、映画や本のように絵もその時の自分にとって響くものが変わってくるなぁと感じました。
色合いが好きとか、静けさが好きとか、元々持っていた印象の先に新しいものが見つかると、胸の奥から小さな泡が湧きあがってくるような感動があります。
それから、今まで絵しか見ていなかったところを経歴や交流と照らし合わせて観ていくうち、血の通ったものとしてより胸に迫ってくるのも、年齢を重ねて思うことでしょうか。
若い頃の作品や師匠となる方の作品もあり、展示作品の数は多くないけれど、じっくりと絵と向き合わせてくれる豊かな時間を過ごさせていただきました。
絵の脇には東山魁夷さんの文章も綴られていて、その中で師となる結城素明という方の言葉が印象深かったです。

”自然をよく見ること。平凡なものを緻密に見れば、非凡な発見がある。”

”スケッチブックを持ってどこかへ写生に行くんだね。
 心を鏡のようにして自然を見ておいで。”

画壇に認められなかった頃、「写生が足りない」と度々注意されたともありました。表現することというのは自己の発露でもあるのでしょうが、それよりまず受け取ることの大切さ。心を鏡のようにして、という言葉が深く染み入りました。
今回一番観たかったのが「京洛四季」連作「年暮る」。
青の画家とも呼ばれていますが、この作品(上記写真上)も青い静寂の中に降り続く雪が印象的です。瓦屋根の家々の上に、雪とともに時も降り積もっていくのが見えるような。寒そうなのに暖かくて、どこまでも静かで、でも営みの気配があって。座っていつまでもいつまでも眺めていたくなる作品ばかりでした。


ミュージアムショップで買い物を済ませ、1階にある「Cafe椿」へ。
楽しみにしていた展覧会オリジナル和菓子O(≧▽≦)O柚子の香りのお茶とセットでいただきました。四季をイメージした4種類ありましたが、ここはやはり冬で。



「雪の朝」と銘打たれた和菓子。崩すのをためらう繊細さ。
そーっと切って…慣れないと食べるのがちょっと難しいけど、お、美味しい…!なぜか今まで生菓子は見た目だけでそんなに美味しい物じゃないと思っていたのですが、めちゃめちゃ美味しかったです。特に中の大島餡がこっくり甘くて、でもしつこくなくて。ううう、来られて良かった。大満足。


それから止まない雨の中、再びバスに乗って恵比寿駅へ。
今度は駅の反対側にある恵比寿ガーデンプレイスに来ました。
時間がなくなってきたので三越もタワーも素通りして向かった先は…


ヱビスビール記念館。ビール飲めないのに記念館(笑)



おお〜!お馴染みの恵比寿様がお出迎えしてくれる広々した空間。
程よい空き具合(笑)で、サクッとビールの歴史などを学べます。恵比寿で作ったビールだからヱビスビールなのではなくて、ヱビスビールを作ってる工場があったから地名が「恵比寿」になったんですね。ビールが先!駅の発車音楽がCMの曲なのも納得です( 艸`*)
ガイドさんがついて試飲も出来る有料見学もあるそうで、団体さんが利用していました。無料で見学してもバーがあるので、ビール党は楽しそう。私のお目当ては売店で家族へ限定ビールのお土産を買うことだったのですが、残念ながら今は販売されておらず、代わりにヱビスビールのロゴ入りジョッキだけ買いました。いずれにせよ重い土産物(笑)



灰色の空から降り続く雨。
冬の雨って雪より冷たく感じるのはなぜなんでしょう。


イルミネーションも灯り始め、ダッシュで赤坂へ。仕方なく地下鉄。乗り換えのややこしさもあるけれど、そもそも地下が嫌い汗東京の地下は果てしなく深いところもあるので、なるべく地上移動で行ける場所が良いのだけど、お芝居のためえんやこら。



着いたー!初めての赤坂。開場時間直前だったので、TBSにも有名な赤坂サカスにも寄れなかったのは残念ですが、短い滞在で舞台を観られる機会に恵まれただけでも儲けもの。赤坂ACTシアターで山本耕史さん主演のミュージカル「メンフィス」初日を観てきました。
山本耕史さんといえば、やはり大河ドラマ「新選組!」での土方役など時代劇でこれぞ武士!(〃д〃)という、凛とした佇まいと静かだけれど芯の通った強い眼差しが印象強いのですが、メンフィスではガラリと違う役で素晴らしい歌声を披露されていました。ミュージカルということで、濱田めぐみさん(劇団四季出身の方なんですね)など共演の皆さん歌が素晴らしかったですが、とにかく歌う山本耕史、喋り倒し、大きな身振り手振りで軽やかに動き回る山本耕史の存在感、舞台から発するパワーに圧倒されました。濱田さんの歌声もストーリーと相まって胸に迫り、圧巻でした。
余談ですが、山本さんが歌い始めた時あまりに桑田佳祐さんの声に似ていてびっくりしたんですけど、声帯が似てるのかな(笑)
やっぱり生の舞台はいいですね。一瞬一瞬に弾けるパワーは筆舌に尽くし難いです。ちょっと無理して行って良かった!と心から思いました。
その後、劇場まで迎えに来てくれた中学以来の友人とも会い、相変わらず強くならないお酒を一杯傾けつつ、Barなどで懐かしいノリを楽しみました。
たまたま校区が同じで、たまたま同じ委員会に入って仲良くなり、たまたま高校も同じで、続いてきた不思議な縁。互いの結婚や子供の成長につれ数年に一度くらいしか会えなくなりましたが、性別が違っても大して共通点がなくても、どこかで元気にしているだけで安心するような友達がいる。それが本当に幸せなことだと今は心から思います。
それにしても不思議な気がしました。家族なんかもそうですが長く知り合いでいると、ともに過ごしていた当時の印象は変わらないのに、相手がスーツだったり、こんな都会に単身赴任して働いていたり、よくよく見ると年相応に加齢していたりすることが(笑)「お互い変わんないねー」と思いつつ、何気ない話題が子供のことや人生のこと。ま、私は上京目的を言ったら「マジでー!?」と爆笑されましたけどね!そして友人の娘ちゃんが現在中2で立派なヲタクに育っていると聞いて…時の流れに戦慄を覚えました(((;゚Д゚)))でも、そんな娘ちゃんのために友人が池袋のアニメイトへ頼まれたものを買いに行ったって話に爆笑し返し、何とも言えずほっこりしたのでした( 艸`*)そんな、一日目でした。

拍手をいただき、ありがとうございました^^     
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積丹半島〜岬めぐり

年に何度もないような記録的な暑さに驚いている北の住人です。
今日の最高気温は34℃でした!私の住む街にはまずない気温です。
暑さには弱いけれど、つい先日まで暖房必要な冷え込みだったのでむしろ寛大に受け止められます。だって北国が一番輝くのは6月!まだ暑さが新鮮なのです(笑)
でも熱中症などには十分気をつけなくてはね。こちらでは運動会がこの時期。先日うちの小さいひともそうでした。保冷剤を首に当てたりしながら真夏日の炎天下を乗り切りました。
さて、いいお天気に恵まれた日曜日。庭仕事や家族それぞれの予定や家事から解放されたーい!どこか少し遠くの景色が観たい、出来れば海!!
ということで(笑)、久しぶりのドライブ積丹半島1周してきました。

少し走れば海は見られるけれど、同じ日本海でも積丹まで来ると海の色がまた違うな〜と久しぶりに足を伸ばして思いました。これが積丹ブルー…!
この時期の北海道は空の色も格別の青。一番好きな青です。
ウニやお寿司屋さんののぼりがはためく町を抜け、少し山あいに登ってくると積丹岬の案内が出てきます。小高い丘の上のパーキングから、さらに先には、こんな人専用のトンネルが。

中は真っ暗(!)で人が二人並んで歩けるくらいの細い道。
トンネルの入り口・出口付近は外の光が届くので足元が見えますが、そう長くないとはいえ真ん中付近は本当に真っ暗で何も見えなくなって超こわい。閉鎖空間いやー(>_<)

しかし、そこを抜けたらこんな素晴らしい景色がひらけています。

水、綺麗…!!!波打ち際まで海の透明度が半端ない。

その水の透明度から日本の渚100選にも認定されているという島武意(しまむい)海岸。ここへは何度か来ていますが、いつも上から眺めるだけでした。

この日も例年より暑い真夏日でしたが、これだけの好天。
いかにも急な木の階段が、まるで渚へ誘うかのように見えます。
また暑いからこそ、水辺が気持ち良さそう…!

意を決して、初めて降りてみることにしました。
小さいひととお父さんは段差が不ぞろいな急な下り階段も狭さも何のその。
私は地味に下りの方が足腰にクるな〜と思いながら、下るほど帰りの地獄を想像してしまい、「あわわ…」と青ざめながらも、潮風を受けながらも崖を彩る花に励まされて足を進めました。

ユリのようなこの花はエゾカンゾウ。積丹町の町花でもあるそう。

遊歩道を彩るように咲く、夏らしい鮮やかな色合い。
すれ違う人たち(下から登ってきた帰りの人)は、みな息を切らしてフーフー言っています。みんな緩やかに譲り合いながら追い越したり追い抜かれたりするとき何気なく見ると、結構年配の方もいるし、デート中の女性は足元が完全にオシャレ仕様だったり。私は長時間乗る車内はサンダル、歩く用にスニーカー装備だもの、行けないわけがないのでした。

あともうちょっと。降りてくるとやっぱり景色が違う!岩の迫力!

着いたーーー!
なんって空がきれい。雲がきれい。
緑が濃くなって、そのコントラストがきれい。
汗かいたし肌も頭も陽射しでジリジリだけど、この風景はプライスレス!!
などと悦に入ったところで。ふと振り返っちゃう。ついね、つい。帰りは…

ですよねー。
行ったからには戻るんですよねー。
ま、先の事はしばし考えずに。石に座ってぼーっと水平線と空だけを眺める。
小さいひとたちは流れ着いた昆布?わかめ?を拾って遊んだり(風光明媚だけど磯臭いです 笑)、石をどぼんどぼん海に落としたり、退屈な車内から解放されて水を得た魚。もうなんなら泳いじゃいそうな勢い。でも今うっかり水に入ったら心臓止まるから。北国の海なめちゃ危険だから。触るくらいにしとこうねと気を逸らす。

そろそろ喉も乾いて、脆弱な我が身を知る私は頃合いをみて小さいひとをお父さんに託し、先に階段を登りはじめます。どう考えても置いてかれそうで(笑)
無理せず、ゆっくり、一段ずつ。息が切れたら立ち止まって休憩。

途中、脇に咲く名も知らない花に心なごませてもらいながら。
ここは冬どれほど厳しい風雪にさらされるか。どんな場所にもそこに根を張って生きる命がある。寒い土地の植物はとてもささやか。けれど、その姿がどうしようもなく好き。
自分のペースで登っていいと思えば、想像していたよりずっとかんたんに登って来られてしまいました。あれ?(笑)ヒーフーと呼吸こそ荒くバテバテだったけれど、足が棒になるほどそんなにキツくなかった。大変そ〜と構えていたのが逆によかったのか?少しは自転車や筋トレが効いたのか?

小さいひとたちが登ってくるまで展望台で汗を乾かし、海を眺めていました。
みんなヒーヒー言ってたけれど、楽しそうでした。元気でよろし。
そこからさらに13kmほど車を走らせて、次の岬へ。
予定は決めていなかったけれど、こうなったら半島をぐるり1周です。

神威岬にやって来ました。
カムイはアイヌ語で神を意味する言葉で、北海道にはわりと多い地名です。ところで銀魂クラスタにとって神威といえば神楽ちゃんのお兄ちゃん(cv.アクセルファミリーの日野聡さん)。奇しくも訪れた6/1は、TLで知ったのですが神威のお誕生日でした。神威岬からはぴば\(^o^)/(笑)
ここも駐車場からまず小高い丘を登り、さらに図のように歩いた先が神威岬。
丘の上まではアスファルトで舗装された広くなだらかな道なので、バスで立ち寄った観光客の方でも余裕でしょう。

なんでもここは、明治になるまで女人禁制の地だったとか。
日高地方のアイヌ酋長の娘が義経を追ってここまで来たけど、すでに一行の船は出た後で悲しみから海に身を投げ、それが神威岩になったという伝承があるそう。船に女人が乗っていると嫉妬を買い、船を転覆させるとのことで岬一帯を女人禁制としたらしいですが、現実的には松前藩がニシン漁の権益を和人に渡さないための政策だったとか。なにやら「〜禁制」って言われると何でも神秘的になっちゃう感じ。男女逆だと女子寮的な?(笑)

岬の先端までは先程と違って階段ではなく遊歩道なのですが…遠い…。

歩いて30分コースのよう。行ってみたいけど、普段から運動不足でさっき昇り降りした身にはちと無理がすぎるような。帰りも時間がかかることだし、今日は観るだけにしよう、と大人の意見が一致。今にも走り出しそうな小さいひとの心のリードを制御して長居はせず(笑)


暑さも限界で、思わずソフトクリームなど。
その名も積丹ブルーソフト。青い部分はうっすらミント味。さっぱりとした美味しさでした。でもアイスクリーム系は氷と違い、食べたらまた喉が渇いて結局水を買うことになるんだけどね。食べ物も移動の楽しみだからいっか♪

海が見たい心を、当面は満たしてくれるだけ青を見ていた一日でした。
海も、波も、海の上の雲も、海岸線の道路も、どうしてあんなに癒されるんだろう。その答えはいらないけれど、いつも思う。そして、またふと見たくなる不思議。
永遠の憧れみたいなものが、この世にはたくさんあって、だからこそ私は生きているし生かされているのかもと思ったりする。やまびこのように帰らず、ただ吸い込むような海と空だから好きなのかもしれない。



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東京散歩2


葛西臨海水族園を後にし、駅の方へ歩き出すと…

すぐ目に入る大きな、というよりは巨大な光の輪。

葛西臨海公園にある「ダイヤと花の観覧車」は日本最大の観覧車だそう。
この観覧車が見てみたくて、13年前にここへ来たことがあります。
心の永久保存版マンガ「ハチミツとクローバー」(3巻)で、はぐちゃんたちがよりにもよって真冬の寒さに震えながら水上バスに乗りやってきたのが葛西臨海公園でした。
もともと観覧車というなくても困らないけど、あるときっと少しだけ世界が平和に見える気がする乗り物が好きだったのですが、このマンガを読んでから観覧車に乗れる機会や時間に恵まれたとき、もっとありがたく、幸せを感じられるようになりました。

鏡のような水面に映る光の輪。
あんまりくっきり綺麗に映っていたので思わず足を止めました。

光の糸のよう。

それにしても、大きい。

お、大きすぎじゃね…?
近づくと眩しいくらいでした。乗ってしまえば関係ありませんが(笑)

さっきまで居た水族園のガラスのドームが見えます。
海の向こう側は夢の国エリア。華やかなライトアップに花火も上がっていました。でも私は、この公園くらいゆったりとして静かな空間が好きだな。

スカイツリーもライトアップ。都会的な色合い。
ズームアップして撮ってます。

こちらは東京タワー。
この赤い光を見た方が、あぁ東京に来てるんだぁって感じる世代です。
19分かけて1周する観覧車は、景色を眺めながら話すのに十分な時間。
以前昼に乗った時と夜とでは、また違う雰囲気でした。

それから東京駅のライトアップを見るため途中下車。
さすが都心部はシャレオツな空間が。あったかい濃いココアが飲みたい。

北の街よりひと月以上遅い紅葉が始まっていました。
KITTEの屋上庭園から東京駅のライトアップを見て、ようやく初日が終了です。

2週間も予定満載で滞在した東京紀行。いったい何本で書き終わるやら(笑)

本日もお越しと、拍手をありがとうございます。
                           
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東京散歩1

関東では気温も緩んだと聞き、さすが二月ともなれば梅やら水仙が咲く土地は春も近いのだなぁと感嘆。その分、花粉も早いとのことで、テレビからも多く聴こえてくる鼻声に我々の知らない苦労にも思いを馳せる。
森川さんや石田さん、まもちゃん出演の今期アニメも録画してチェックしておりますが(今のところ声要素抜きでも胸躍る感じがあるのはバディ・コンプレックスかな〜)それ以外に特筆すべきこともない日常を過ごしているので、もう去年になってしまいましたが上京記録の続きを記しておこうかなと←やっとか!
着いた当日の東京駅ライトアップだけはこちらに上げております。


さて、羽田に昼着いて簡単に食事を済ませ、第2ターミナルを冷やかしに歩いて向かうと、あとひと月に迫ったクリスマスムード。そしてそこはかとない小洒落感。展望デッキへ向かう途中吹き抜け見下ろすと大きなクリスマスツリーが。
だがしかし道産子には秋物コートでさえ着ていられない室温がある空港内には非常に唐突感。そうか、だからこのブルーの、北欧を思わせる垂れ幕(きっともっとお洒落な呼び名があるに違いないが)なのね。でも好きです、クリスマスの雰囲気って☆

人が入った写真しか撮っていなくて申し訳ない…家族が一緒だと行動に支障が出ないよう急いで撮るので、いつも必ず写す空の俯瞰を忘れました。
空港からまっすぐ向かった先はこちら。葛西臨海水族園です。
これで昨年も合わせて東京ズーネット制覇〜!ズーネットとは何ぞやという方はリンクの公式サイトを見てください。
いやー都会ってすごいね!こんな、私だって大人になるまで実物見たことなかった動物たちを群れで!こんな格安で!(子供無料とか有難すぎる!!)見られるんだもんな〜公共だもんな〜O(≧▽≦)Oと親もキャッキャウフフしちゃうこと請け合い。いずれも本当に楽しかったです。

さっそく見て回りましょう♪
マイワシの群れとシュモクザメ(の後ろ姿^^;)
青魚って群れで泳ぐとキラキラ光ってキレイですね!

なんか…こういう雰囲気っていうか顔した人(主におじさん)居るね(笑)

水族園では600種を越える海の生き物がみられるそうです。

ニモがいた♪

南国の魚は色鮮やかですね〜。小さくて綺麗な色とりどりの魚たちが舞い踊るように泳ぐのを眺めていると、まるでおとぎ話の世界みたいで癒されます。

中には何故そんな形状をしているのか、どっちが前で後ろ何だかサッパリわからない、不思議な生き物も。

海藻の林、だったかな?^^;こちらも異世界の雰囲気。
海の中ってちょっと、未知の宇宙に似てる気がする。

大きな大きなマグロが回遊する水槽は圧巻。
ずーっとそこで見ていると…、
……目が回ります………。(苦笑)
どうしても「美味しそう」って思っちゃうのは港町出身だからしょうがない?
あとこれ。この水槽と人影って絵面を観ると、どうしてもときメモGSの水族館デートを思い出しちゃう残念な大人で本当にすみません(もれなく回想つき)( ´艸`)
屋内ですし、レストランスペースもあって、冬でもまったりゆっくり出来そうですが夕方入った我々は閉園時間も気になるのでサクサク進みます。

外に出ると、ペンギンジャーの皆さんが(*^∀゚)ъ
岩場に立つクールな(我関せずとも言う)姿が素敵っ!


フンボルトペンギンさん。水中の様子は室内から撮影。

さすが水の中ではスピーディでした。
他にもイワトビペンギン、キングペンギンなどが居た模様。←ざっくり。

北国より1時間近くは日が長いことに感謝しつつ、そろそろ日没。

池の向こうには東京ゲートブリッジ。
その先にある空港から次々と飛行機が飛んで行きます。

一瞬で色を変えていく淡い空の色は、いつまでも眺めていたくなる。
そろそろ行こうかって言われても、名残り惜しくて足が止まったまま。

葛西臨海水族園は、この外景も込みで来たい場所でした。

海と、空と、夕暮れと。
やがてぽつぽつと灯りだすライトが夜の時間に切り替わったことを告げる。
なんつって、うっかり文体がポエミーになるくらいの光景。
いいさ、ちょっとくらい旅先では吟遊詩人になっててもさ!←

これが観たかった…!
蒼が藍に移っていく、夜空になる刹那の色と白いガラスのドーム。
家族連れだけでなく、大人のデートにも乙な空間ではないでしょうか。
地方から都会へと言えば、どうしても遊園地やアミューズメントパークが集まった繁華街へと足が向きがちかもしれませんが、私が行った中で一番「東京ってすごいな〜いいな〜!」と思ったのは公共施設の充実ぶりでした。平日ならば空いていて移動も楽で、お財布にもやさしいのも嬉しい(笑)水族園だけで写真も長くなったので、帰りに寄った夜の葛西臨海公園は次回書きます。

拍手いただくのも励みになってます。ありがとうございます♪
メッセージくださった方は続きにレスしております〜。
                           
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ただいま北海道


まるまる2週間滞在していた東京から昨夜、無事帰ってきました〜。
あちらではiPhoneオンリーでtwitterか必要な情報を探す以外ネットから離れていた上、テレビも普段以上に観ない環境だったので気分はプチ浦島太郎状態(笑)しかも本日休刊日。そして平日アラームかけ忘れて寝坊。わたわたしていて結局こんな時間にやっと2週間ぶりにPCを開いている次第です。一応社会人(←あまり威張れない気が今もするダメな大人)よ…それでよいのかと若干不安になりつつも、それはそれで旅らしく、心地の良い時間でございました。
旅先やドライブでも好きな音楽は欠かせないけど、それは滞在先で夜などホッと一息つく時間だけで、あとは街の音や風や鳥の声に耳を澄ませたいと思う方です。自分が好きな世界は安心できるけれど、騒々しさや駅のホームの案内だって、そこに行かなければ知らないものばかり。すべてが刺激となって、触れるものの手触りから心に新しい風が吹く。そこに自分が使い古した言葉や感情は持って行かなくてもいいような気がして。

東京駅は、いつ通っても思わず怯むような人・人・人の波。
ここを通過してみんなどこへ行くのでしょうね。北海道と違って、ここから電車やバスでどこへでも地続きで行ける、そんな手軽な自由さというか都市と地方の近さのようなものを感じました。距離の話ではなく。
黄色いはとバスも止まっていました。いつか乗ってみたいなぁ。

この夜景を写したのは東京駅・丸の内口にあるJPタワーの屋上庭園。
旧東京中央郵便局舎を残した低層階には様々なお店が入った商業施設「KITTE」があり、その後ろにそびえ立つような高層階は近代的でオフィスビルという面白い構造。

東京駅を目の前に見下ろせるので(角度的には斜め横かたですが)大勢の観光客で賑わっていました。レストランや雑貨店など気になるところばかりだったのですが、そこもかしこも混んでいたので素通り。今度ゆっくり見てみたいところでした。

ドーム天井のレリーフ。ここが駅だってことを忘れるね…!!
赤レンガの外観も壮麗だけど、中も通り過ぎるだけじゃ勿体ないです。

ドームを見上げた感じ。はぁ〜…色味といい、デザインといい、素敵…!うっとり…とも、うかうかしてられない人の流れなんだけど、実際。ゆえに写真は流れから逸れて瞬発力勝負です(笑)
ここからいくつもの列車が出て、毎日誰かが日本全国に散らばっていくんだなぁとか、なんて「いい日、旅立ち」!←
ホームの数もすごいので、中央線の快速とか14番線なんて出ていてもうぐったり。東京駅限定のお土産品や隣接する大丸にも美味しそうなお店が沢山入っていて人が集まるのも無理はないって感じでしたが、まず駅構内だけで激しいトレーニングでも積んだかのような疲労感を覚えるイナカモノでした^^;出かけるのに覚悟はいるけど、なんかわくわくする、さすがは大都会の玄関口です。

長い旅なので、ぼちぼち写真をアップ出来たらと思います〜。
とりあえず眠いです。そしてやっぱりわが家は落ち着きます(笑)
留守中もご訪問ならびに拍手ありがとうございますv
                          
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  • by ciel (しえる)

A Happy New Year!



新年のご挨拶が遅くなりましたが皆さま、明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたします!!



例年通りお正月は、故郷の港町・函館で迎えました。
今年の函館は雪がすでにたくさん降っていると聞いていたのですが、お正月は晴れて大変穏やかで寒さも緩やかなものでした。慌ただしいので大して予定は立てていなかったのですが、何となく今回もフルコースで地元を楽しんできた感じです(笑)写真と共に、おいおいご紹介させていただきたいなと思っております。



この赤レンガ倉庫群の並びに、函館初のスタバが出来たと聞きまして、スタバフリーク(笑)としては行ってまいりましたよ♪
上の写真の右手に緑の看板発見。



建物一個まるまるスタバだったので、席は広々していて、場所も観光地だけあってゆったりとした雰囲気のスタバでしたえ?中の写真がない…ええ、そうなのです。入り口の看板で「1/1福袋販売」の文字にテンション上がったものの、中に入ってお目当ての今年の干支うさぎのマグを買おうと思ったら、もう売り切れで…がっかりして、なんだ…それなら1/1に来ようっと…と、すごすご帰ってきたからです




というわけで福袋は無事にゲットいたしました☆
ま、元旦の朝8時から買いに来るやつもそういないだろう、と見越した通りでした(笑)開店10分前から行列に並び、サービスの暖かいコーヒーで潮風の寒さ(なにせ真横が海です)を堪え、初めて買ってみたスタバの福袋が上の黒いトート♪他にも緑と茶色のがありましたよ。私のには、コーヒー(粉)250g×2種と、グラス2個、VIA2箱とサンプルパック、ドリンク券つきグリーティングカード2枚、ピンクとベージュコンビのトートが入っておりました。そんなにお得感はないかな(笑)
手前のタンブラーは福袋ではありませんので誤解なきよう。お土産でいただいた横浜のタンブラー(嬉しい)と、地元の函館店オープン記念の限定タンブラーです♪港町が揃った☆



函館には、五稜郭や五稜郭タワー、赤レンガの金森倉庫群、そして雪の結晶モチーフがあしらわれ、キラキラとしてとても綺麗でした。これ、普通にお土産に人気出ると思うな〜常時売ればいいのにね^^
今度はゆっくり、優雅にコーヒーブレイクしたいものです。

留守中に拍手やメッセージありがとうございました!メッセージ下さった方は続きからお返事させていただきますv

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  • 紀行
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